足の指先のしびれ
特に足の指先にしびれがある場合は、血管性が原因でしびれが起こっていることが考えられます。
血管性が原因のしびれは、手足の先の方である身体の中心より遠い方から現れる特徴があります。血管性のしびれで考えられる原因の一つとしては、糖尿病に罹っている方が毛細血管に障害が起こる神経障害です。
糖尿病に罹っている方で、血糖コントロールがうまくいっておらず、日常より血糖値の高い状態が続いていると、血管の細い毛細血管から障害を受け、神経が破壊されてしびれが起こります。
糖尿病治療を行っている方は、普段より足の指先のしびれは注意して、しびれが現れたときは主治医に申し出て治療を行いましょう。壊疽といった重篤なケースも考えられますので特に注意しましょう。
また、足の指先のしびれには、しびれから痛みに変わる場合があります。この場合は間欠性破行と呼ばれる症状で、閉塞性動脈硬化症に罹っている疑いが考えられます。
これは高齢の方に診られる症状ですが、高齢で多くの方は多少ではあっても動脈硬化の症状が診られるのでやはり注意が必要です。なお、同じ姿勢を長時間とり続けているときには、しびれと共に痛みを伴うこともあります。
原因である動脈硬化は、日常の生活習慣によって起こるものですから、普段から生活習慣病に気を付けることが大切になります。